Houdiniで机を作ってみた~テクスチャの貼り方とアセット化~
こんにちは。
先日はドーナツを作ってみたわけですが、1つ思ったことがあります。
「机がほしい・・・」
というわけで、机も作ってみることにしました。またせっかくなので、今回はテクスチャの貼り方についても学んでみました。
今回参考にした動画はこちら↓です。
youtu.be
机をモデリングする
まずは元になる机を作ってみます。シンプルなローテーブル風にしました。
全体のノードはこんな感じです。
各ノードのパラメータについて簡単に説明しておきます。
まずrow/columnをそれぞれ2にしたGridを置き、Poly Extrude > Distance で0.2押し出す事によって机の表面にしています。
机の脚の部分は、CircleとLineをSweepに入力して作成しています。さらにそれをCopy to Pointsと合わせる事で、Gridの四隅に配置しています。ちなみに、そのままだと机の角からはみ出てしまうので、GridとCopy to Pointsの間にTransformを挟んでx,zのScaleを0.9にしてあります。
最後に、ローテーブルぽくするための下の出っ張りの部分もGrid + Poly Extrudeで作成します。こちらのGridのサイズは、画像のように元のGrid - 0.35としてあります。
あとは全てをMergeして、机のモデリングは完了です。
机にテクスチャを貼る
それではいよいよテクスチャを貼ります。まずはこちらのサイトから使用したいテクスチャをダウンロードします。会員登録をすると1日15画像までダウンロードできるサイトです。
今回はこちらのテクスチャを使用させて頂きました。Albelo, Displacement, Normal Map の画像を使用します。
ダウンロードできたらHoudiniに戻り、matに移動してPrincipled Shader を配置します。あとは以下の欄にテクスチャを参照させていくだけです。
- Textureタブ > Base ColorのUse Textureにチェック。そしてTextureから"TexturesCom_WoodSiding6_2x2_1K_albedo.tif"を参照。
- Bump&Normalsタブ > Base のEnableにチェック。Texture Pathから"TexturesCom_WoodSiding6_2x2_1K_normal.tif"を参照。
- Displacementタブ > TextureのEnable Texture Displacementにチェック。Texture Pathから"TexturesCom_WoodSiding6_2x2_1K_height.tif"を参照。
あとはobjに戻り、先程のMergeノードの後ろにMaterialノードを追加し、作成したシェーダーを割り当てれば完了です。
背景(環境マップ)を表示したい
ちなみに本編とは関係ないのですが、一瞬ハマったことがあるのでメモしておきます。Sky LightやEnvironmental Lightを配置すると、空などの背景が生成されると思うのですが、レンダリング時にそれらが表示されないことがありました。そのような場合は、ノードのLightタブの"Render Light Geometry"にチェックが入っているかを確認してみて下さい。
また、背景に好きな360度画像を設定したい場合は、LightタブのEnvironment Mapから設定できます。
机をアセット化する
最後に、机をアセット化して他のシーンからも読み込めるようにしてみます。
モデリングに使用したノードを全て選択し、Shift + Cでサブネット化します。そして右クリックしてCreate Digital Assetを選択します。あとはAcceptをクリックして作成完了です。(この時、Save to Libraryに表示されているパスを覚えておいて下さい)
これで他のプロジェクトファイルからも読み込めるようになりました。インポートする時は、ウィンドウ左上のAssetsタブから"Install Asset Library"をクリックして、先程のパスからアセットを読み込みます。
できたもの
机があるとそれっぽくなりますね。
おまけ
簡単な紙のようなものを作ってドーナツの下に置いてみました。
こんな感じに↓。
よりそれっぽくなったかも?